2012年の本屋大賞にノミネートされ、注目を集めているらしい。そのせいか、本屋さんで平積みされてて、シリーズでも出ている模様。 そうなると、気になって読まないわけにもいきません。
古本屋さんの美人店長が古書にまつわるちょっとした事件を解決していくという、ちょっと劇画っぽい内容です。 章の区切りにイラストがあるから、よけいそんな感じです。でも、そのイラストがなかなか良い雰囲気を醸し出しています。
ひょんなことから、その古本屋さんでアルバイトをすることになったプ―太郎の「俺」が語っていくあたり、中高生に親しみやすい。 また、夏目漱石や太宰治などの古書にまつわる事件だから、本好きにも興味深く、次のシリーズでは誰の本が取り上げてあるんだろう・・・?とか思うと、次々に買ってしまうかもしれない。 (私も、次々に買うでしょう 笑)
その美人店長・・・ シャイで、本以外ではおどおどしているが、いざ本のこととなると、シャッキリして、多弁になるあたりは、文で読むと白けちゃうのが気になるところ。アニメやドラマにしたら良いんだろうけど、ちょっと狙いすぎ。
でも、面白いし、読みやすいから、あまり本を読まない人にもお勧めですよ。