これは、「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」に次ぐ、伊良部先生の第3弾で、全部で4つのストーリーが入っています。

マイペースで破天荒な精神科医の伊良部先生が、患者さんを治療していくのですが、いえ、治療らしきものはあまりないのですが、患者さんが通ううちに、なぜか治っていくという・・・ ストーリーです。 

伊良部先生の破天荒ぶりが面白くて、本を読みながら、思わず声に出して笑ってしまいます。 あいさつに、「こんばんわんこ蕎麦」というお気楽さ。 でも、この「こんばんわんこ蕎麦」が気にいってしまいました。 使いたいけど、この本を読んでない人には、通じないだろうな。 そして、変な人と思われそうなので、やめておきます。

そんなふうな感じなので、ちょっと精神的に疲れた時にお勧めです。 

今回は、プロ野球のオーナー、田辺満雄(ナベマン)とか、女優の白木カオルとか、こんな名前使って大丈夫?といった設定です。 そして、笑えるんです。

最後の表題になってる町長選挙は、どたばたで、イマイチでしたが、3つめまでは、読みながら肩の力が抜けていくので、ストレス発散になりますよ。