重松清さんは、中学生を題材にした小説が本当に旨いなぁ~
中学生のいじめや問題点をリアルに表現して、まるで現場の先生かカウンセラーが日々起こったことを題材に書いているようです。
これは、村内先生が、問題を抱える生徒がいる学校へ派遣され、それが解決するとまた他の学校へ行くという、木枯らし門次郎のような・・・(古いなー。)サスライで、かつ、 スーパーマンのような学園もの。
ただ、スーパーマンのようにかっこ良い先生ではなく、吃音のある国語の先生で、また、かっこ良く問題を解決するのではなく、孤独な生徒の「そばにいる」というのがキーワードなのです。
先生のできることは、「そばにいる」というメッセージ。
そうですね。 入試にしても、受験するのは生徒本人ですから、私たちのできることは、そばにいて、応援の旗を振るくらいしかできません。 その旗の振り方を工夫するくらいでしょうか。 今日も入試を前にして中3生が自習室に来ています。 そばにいて、見守るくらいしか出来ませんが、それが大切だと、教えてくれる本です。
中学生にも、大人にもお勧めします。 ジンときますよ。