宮部みゆきさんは、夢中になって読まされてしまう作家の1人です。
この本も面白かったです。
最初のプロローグ的な文がニクイです。上手い!!!!!
「えッ? 何が起きるの?」
と、わずか1ページのプロローグを読んで、既に心はストーリーの中へ!
2人の少年、それも何か特別な力を持った少年が2人登場します。
この2人と関わることになる記者の語りで、この物語は始まります。
宮部さんの作品は、単なる謎解きミステリーではなく、そこに人間がきっちりと描かれています。
登場人物たちの背負ってきた過去、現在そして未来。
様々なことが起きていく中で、だれを信じるかという心理。
結末は途中でうっすらと読めてしまって、
まさか・・・
と思ったら、その通りで、ちょっと残念だったけど、(笑)
そんなことより、とにかく面白いです。
でも、以前読んだ宮部さんの作品「火車」の面白さは超えませんが・・・。
私の中では、今のところは「火車」が一番。 (M)
宮部みゆきさんの本 「龍は眠る」
- 2009 年 4 月 24 日
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