1月10日から12日、奈良県立図書情報館で『自分の仕事を考える3日間』
というフォーラムがあり、最終日に参加してきました。
8名のゲストの話を聞いて、参加者同士も話し合えるフォーラムで、隣の人と話題を共有したりして、面白い会で刺激になりましたね。
また、関西だけでなく東京など遠方からの参加者も多くて驚きました。
20代の方が多いようでしたが、私のような年代もあちらこちらにいらっしゃいましたよ。
私は、12日(月)の午前のみ参加しました。
というのも、実は、その午前のゲストは明川哲也さんで、以前から私はファンなのです。
明川哲也さんは、ミュージシャンで作家でもあり、また、最近は、人生相談のコメンテーターとして有名です。
私は、数年前、朝日新聞での人生相談のコーナーでの、温かみのあるユーモアに富んだ回答、また自分とは違う見方に気づかせてくれる回答を読んで、いっぺんにファンになってしまいました。
ホームページもありますので、覗いてみてください。
http://www.tetsuya-akikawa.com/index.html
明川さんは、色々な仕事に携わりながら、ずーっとそれぞれの仕事に対して居心地の悪さを感じながら手探りで進み、そして今に至ったという話をされたのですが、いくつか参考になるポイントがあり、私なりにまとめてみました。
①人生相談の仕事は、自分で求めた仕事ではないから悩み続けたけれど、自分が選ぶのではなく、人から選ばれる仕事もあるということに気づかれた。
②人生相談を受けることで、「悩みのもとは、所有欲に支配されているから」ということに気づかれた。
所有欲から解放されると、「自分にとっての仕事」のもつ意味も変わってくる。
③自分自身を肯定することが大切。
自己嫌悪は比較から始まる。
比較には2つあり、1つは他人との比較。もう1つは、理想の自分との比較。
④所有欲と比較から解放され、自分自身を肯定できることで生き方が変わる。
なかなか上手く伝えられませんが、
「物の見方を少し変えるだけでも人生は変わってくるよ。」
そして、「肩の力を抜いて楽しんで生きていこう」っていうメッセージを受け止めました。
そして、「私は生徒を肯定できているか?」って考えてみました。
生徒を教えていて、「もっともっと」と励まし勉強するよう言いますが、その生徒の今を肯定するところからスタートしなければ、生徒を苦しめてしまうなぁ。
と自分自身を振り返って反省しました。
明川さんは、今が一番楽しいそうです。
実は、私も今が一番楽しいのです。
明川哲也さんのフォーラムに参加
- 2009 年 1 月 14 日
- 塾長 Michikoの部屋