新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今日は、最近読んだ本で面白かった本を紹介します。
オーボエ奏者で、現在は東京音楽大学教授の宮本文昭さんが、お勧めのクラシックを演奏体験を交えて紹介しています。
モーツァルト、ベートーベン、チャイコフスキー、マーラー、ブラームス、J.S.バッハ、シューベルトの7人の作曲家のことを主観的にこういう人だったんではないかと、宮本さんの目で評するあたりが興味深いです。
また、宮本さんが好きな曲、感動した曲を熱く語られているので、それを聴きたくなります。演奏者の立場から曲を分解してあったり、最近は指揮をされているようで、指揮者として振ってみたい曲も紹介してあったりと、クラシックが身近になります。
また、次のような、アドバイスもあって参考になります。
「たとえばモーツァルトあたりから入って、ブラームスやシューベルトをいっぱい聞いて、やっとマーラーの交響曲9番や3番が聴けるようになってから、バッハの《フーガの技法》を聴く。そうすればきっと、クラシック音楽のことが、ものすごくわかると思う。」
この方、高校生の時、2年くらい毎日毎日、ブルックナーの「交響曲第8番」を聴いていたのだそうです。「クラシック好きで、この曲が好きじゃなかったら、潜りというか嘘だと思う。」とまでおっしゃるこの曲。私は聴いたことないので、興味津々で聴きたいと思っています。早速、買わなきゃ!
羽田健太郎さんもお酒が入るとこの曲を聴いていらしたそうです。
また、サイトウ・キネンオーケストラにも所属していらしたので、その話題や小澤征爾さんのことも出てくるので、余計に興味深いです。
この本を読んで、私が聴きたいと思った曲は次の通り。
ブルックナーの「交響曲第8番」
モーツァルト「ピアノ協奏曲第27番」
チャイコフスキー「ロメオとジュリエット」
マーラー「交響曲第2番復活」
ブラームス「交響曲第3番」
バルトーク「管弦楽のための協奏曲」 などなど。