学力の二極化が言われ始めて久しいですが、昨年教科書が変わり、その傾向は特に英語に現れています。
それは、中1の内容が濃くなったからだと思います。とにかく中1が大変。ここで差が開きます。
小学校から英語が始まり、その内容は学校により、またクラスにより差があるようで、あまり身につかないまま中学生になる生徒たちが少なくないようです。
それなのに、いきなり学ぶ内容が多いのです。旧教科書では、過去形は3学期の内容でしたが、もう既に2学期に過去形を学びます。それも、規則動詞と不規則動詞を同時に。どんどん不規則の過去形も出てきますから、がんばって覚えていかなければなりません。
そして、3学期はそれに加えて、be動詞の過去形のwas, were, そして、未来形、つまりwillと be going toもしっかり出てきます。be動詞の過去形と未来形は旧教科書では中2でしたから、それを中1でするのは大変です。それに、書くのにあまり慣れていない中1の最初から単語も結構出てきますから、それを書けるように中1の最初から取り組んだかどうかというのも差になって現れます。ここで、勉強する習慣が身に付いているかどうか、ということが大切になってきます。
中1の取りこぼしが中2で足を引っ張り、それがまた中3で足を引っ張り・・・、と英語は続いていきますから、今、中1にはがんばってほしいところです。
写真は、A教室のデコレーションです。後ろの黒いのはCDプレイヤーです。