読んだ本を紹介する企画「ビブリオバトル」で、中3の塾生がこの本を紹介してくれ、興味深かったので購入しました。著者の前野ひろみちさんは奈良の人で、出した本はこの1冊のみ。今は畳屋さんなのだそうです。それにも驚き。奈良の地名が色々出てくるので、それだけでも楽しいのですが、ストーリーは4つとも違った雰囲気で、尚、斬新な感じで楽しい。

これは、4つの短編からなる本で、単行本の時は、この本の2つ目のストーリーの題名「ランボー怒りの改新」という名で、文庫本になるときにこの「満月と近鉄」という題名になったようです。

本の最後に、生駒駅前の喫茶店で行われた作家の森見登美彦さんとの対談が載っていますが、その対談も面白いです。

2作目を読んでみたいけれど、出ないのかしら???